ガンバ大阪サッカービジネアカデミーの“価値”
――「主な講師」には豪華な顔ぶれが並んでいます。どのような点を重視して講師陣を決めていったのでしょうか?
スポーツ・サッカービジネスに深く関りを持っており、サッカー現場のリアルな事例を把握していることを重視して、講師をお願いさせていただきました。
受講生が「パートナー協業企画」、「スタジアム集客企画」、「社会貢献活動企画」のいずれかのテーマに沿った活動企画を作成し実行することを当サッカービジネスアカデミーのゴールとして掲げております。
それには、スポーツ業界の特性を知ることが第一です。プロスポーツクラブとしての目的を理解した上で、どのように稼ぎ、どのような魅力を作り出していくのか。スポーツ業界はステークホルダーが多いので、まずはプロスポーツクラブが成り立つ仕組みを知ることです。
その上で、スポーツが創り出せることの視野を広げ、様々な人々に喜びや楽しみを提供する企画力や実行力が必要になります。また、しっかりと収益を考えたビジネス構築力がベースとして重要です。
スポーツビジネスの仕組みを知り、企画を考え実行するためのカリュキュラムに必要な、講師陣を決めさせていただきました。
――コロナ禍におけるカリキュラムを考える上で難しかった点を教えてください。
カリキュラムとは異なりますが、オンライン座学が中心となることから、受講生とガンバ大阪スタッフのコミュニケーション頻度と深さは難しい点と考えておりました。
こちらは期間中にオンライン面談を設けること、定期的な情報発信、レクリエーションなどを踏まえて、受講生には安心して、参加いただけるように準備をしております。
――オンライン座学(90分)が12回、フィールドワーク(1日)が4回で受講料250,000円(税別)は「高い」と感じる人もいるかと思います。クラブとして今回のサッカービジネスアカデミーの“価値”をどのように考えていますか?
スポーツ・サッカーに精通した講師陣によるオンライン座学、スタジアムでの現場体験、グループによる企画実施を6か月という期間で受講することができ、“リアルなサッカービジネス”を経験できることに“価値”があると考えております。
そして、スポーツが好きと言うことはもちろんですが、応援する人に喜んで欲しい、楽しんで欲しいという志を共にした仲間づくりができることにも“価値”があると考えております。