フランツ・ベッケンバウアー

クラブ:バイエルン・ミュンヘンなど

国籍:西ドイツ

1964年にバイエルン・ミュンヘンが西ドイツのトップリーグに昇格した時、非常に才能ある左ウイングが活躍していた。そして彼は1966年のワールドカップにも出場し、攻撃的MFとして4ゴールを決めた。

しかしその決勝戦が、その若きベッケンバウアーの運命を変えた。ボビー・チャールトンを止めるため、中盤の奥深くで守備をするよう言われたからだ。この日は成功しなかったが、その後本格的にリベロへと転向する。

それにより、彼は西ドイツの「カイザー」として台頭。最終ラインからボールを持ち上がる攻撃力、そして落ち着きにあふれるディフェンスとリーダーシップ。それが彼を世界最高の選手にした。