会場入り前にサポーターインタビュー

アル・ヒラルとのACL決勝を戦うキング・ファハド国際競技場へ向かうバスの道中、同行した浦和レッズのサポーターに少しお話を伺った。

――サウジアラビアまで来ました。お仕事の調整など大変だったと思います。

レッズのために頑張って仕事を終わらせてきました。飛行機のトランジットの間も仕事してましたよ(笑)

――浦和の注目選手は。

注目選手は興梠、関根、西川です。2019年の悔しさを知っている選手たちなので、今回の決勝にかける思いは人一倍強いと思います。

――アウェーでの試合ですが、応援でどのようにして相手を上回りますか。

サポーター1人、1人が隣の人より大きな声を出すことを意識してほしいです。

――アル・ヒラルとは2019年以来、3回目のACL決勝です。

(これまでの決勝での対戦成績が)1勝1敗なので、今日はしっかり勝って必ず埼スタで優勝できるように声援でサポートしたいと思います。

そう答えてくれたサポーターの表情は自信に満ち溢れていた。

スタジアム入場後、選手たちがピッチに出てくるまでかなり時間があった。昼食を食べ損ねた私は、お腹が空いていた。腹が減っては戦ができぬ。この後控える観戦のためにもエネルギーを補給したい。そこで私は食べ物を探した。

アウェー席のゲートの隣に何やらキッチンカーらしき売店を発見。食べ物を売っている!さっそくここのキッチンカーで注文した。

テーブルの上には、花のような形をしたパン、南アジアから西アジアで一般的に食べられるサモサ、奥にはグラタンが置いてあった。お腹が空いていた私は、この中で一番お腹に溜まりそうなグラタンに決めた。

「これを一つください」と拙い英語で伝えた。店員さんがビニール手袋をつけた。すると、そのままグラタンの器に手を突っ込むではないか。驚いたのも束の間、中からパンのような個体の食べ物が出てきた。