伊東輝悦

1974年8月31日生まれ

清水エスパルス在籍:1993-2010

こちらも東海大第一高校出身。当時から世代別代表にも選ばれ、そのスキルフルなドリブルから「テルドーナ」の異名を取った。

地元の清水でプロ入りすると、3年目の1995シーズンには44試合に出場。翌年のアトランタ五輪では「マイアミの奇跡」の立役者となり、1998年には斉藤俊秀とともに清水初のワールドカップ日本代表選手となった。

2000年代に入ってから卓越した技術とプレービジョンを守備面でも生かし、中盤の底で新たな役割を開眼。日本代表に呼ばれた際に当時のフィリップ・トルシエ監督から「日本のデシャン」と評されたこともあった。

48歳となった現在もJ3のアスルクラロ沼津で現役を続けており、昨季は4試合に出場。カズがポルトガルへ移籍した今季はJリーグ最年長プレーヤーとなっている。

三都主アレサンドロ

1977年7月20日生まれ

清水エスパルス在籍:1997-2003

スピーディなドリブル突破や抜き切らないクロスが記憶に残る、クラブ史上最高の左サイドアタッカー。

高知の明徳義塾高校から練習生を経て清水の一員に。他の外国人選手に怪我が相次いだことで1年目から27試合に出場すると、2年目には早くも二桁得点を記録した。

そして3年目の1999シーズン、3-5-2のシステムで右サイドの市川大祐と両翼を組み、2ndステージを圧倒的な強さで制する原動力となった。ジュビロ磐田とのチャンピオンシップでは第2戦で一発退場となり若さを露呈したが、史上最年少の22歳でJリーグMVPに輝いている。

その後は浦和レッズやレッドブル・ザルツブルクなどでも活躍。また清水時代の2001年11月に日本へ帰化し、2002年と2006年のワールドカップにも出場した。