藤井陽也
藤井陽也は今年1月に名古屋グランパスからベルギー1部のコルトライクへ期限付き移籍。この夏に完全移籍へ移行した23歳のDFだ。
身長は関根と同じ187cmだが、こちらは本職のセンターバック。守備対応に優れるだけでなくビルドアップやボールの持ち上がりなども得意としており、高井の代役としては適任と言えるタイプだ。
昨年3月に日本代表へ初招集され、今年1月の親善試合タイ戦でデビュー。当時はまだ日本でプレーしており、森保一監督はポテンシャルを含め藤井のことを高く評価しているはず。
コルトライクでは今季ここまで7試合に先発(1試合途中出場)。今回は残念ながら代表復帰を果たせなかったが、次のチャンスを目指してクラブで結果を残し続けることが大事だろう。
チェイス・アンリ
最後は、今季ブンデスリーガだけでなくCLデビューも飾ったシュトゥットガルトのチェイス・アンリ。
アメリカ人の父と日本人の母を持つ20歳のDFは、福島の尚志高校から2022年4月、直接ドイツ1部のシュトゥットガルトへ加入。セカンドチームで経験を積み、トップチームへ合流した。
今季は伊藤洋輝らの移籍や怪我人もいるなかでセバスティアン・ヘーネス監督の信頼を勝ち取り、途中出場ながらレアル・マドリーやドルトムントとも対戦している。
日本人離れしたパワフルな守備は大きな魅力。ただクラブと違い、活動期間の短い代表に適応するための技術や個人戦術が不足している面は否めず、日本代表入りに向けた課題となりそうだ。