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2011/12シーズンのプレミアリーグ。マンチェスター・シティのセルヒオ・アグエロ、ニューカッスルのデンバ・バなど、予想以上の活躍を見せる新加入組が注目されるが、一方で全くの期待外れに終わっているケースが存在することも忘れてはならない。海外の人気ブログWebサイト『CAUGHTOOFFSIDE』でも、「2011年、プレミアリーグ最悪の移籍ベスト10」と題された記事が配信されていたのでご紹介しよう。

10位 シェフキ・クキ(スウォンジー→ニューカッスル)

2011年夏にアラン・パーデューが招いたフィンランドの巨人は結果を出せず、すぐに3部リーグのオールドハムへ売却された。その後、17試合で12得点と快調にゴールを重ねているところを見ると、このリーグが彼のレベルには合っているのかもしれない。

9位 ペア・メルテザッカー(ブレーメン→アーセナル)

「活躍間違いなし」と期待されたが、「10万ポンドの移籍金に見合ったパフォーマンスを発揮できている」と擁護できるものはいないだろう。コミュニケーション面で問題を抱えている以上、まだまだ時間はかかりそうだ。

8位 ジョーダン・ヘンダーソン(サンダーランド→リヴァプール)

未来を嘱望されているヤングタレントだが、彼のアンフィールドでの初陣は惨めなものだった。スタジアムに詰めかけた多くのものが頭をかきむしり、「何故、彼に2000万ポンドも投じたのだろう」と悩んだはずだ。

7位 パスカル・シンボンダ(ブラックバーン→QPR)

2011年1月にブラックバーンから半年間の契約で加入したが、合計出場時間72分というフォローし難い記録を残してシーズンを終了。その後、監督のニール・ウォーノックからは「長期契約を結ぶつもりはない」と引導を渡され、数カ月間の浪人生活を味わった。(9月にドンカスターへ入団)

6位 スティーヴン・ピーナール(エヴァートン→トッテナム)

2010/11シーズンの冬の移籍市場でエヴァートンに300万ポンドを支払って獲得したが、この決断をしたハリー・レドナップは無能だったと言わざるを得ない。トッテナムにおいて(サイドハーフ)4番手の立ち位置となった男にここまで資金を投入する価値があったのだろうか。股関節を痛めての長期離脱もあり、未だにフル出場を果たせていない。

5位 ダヴィド・エンゴグ(リヴァプール→ボルトン)

リヴァプールで失格の烙印を押された長身ストライカーは、ボルトンでの再起も叶えずにいる。ここまで9試合に出場して1得点。これが彼の限界なのだろうか。

4位 キーロン・ダイアー(ウェストハム→QPR)

怪我に泣かされ続けてきた元イングランド代表MFは、2011年夏に移籍したQPRでも最悪な結末を迎えた。開幕戦に出場するが、試合開始から7分で負傷退場。クラブとは1年の契約を残しているが、今季中の復帰も不透明なままだ。

3位 ウェズ・ブラウン(マンチェスター・ユナイテッド→サンダーランド)

名門マンチェスター・ユナイテッドで350試合以上の出場経験を持つ彼でも衰えには勝てないようだ。サンダーランドで守備の立て直しを期待されたが、名前通りの働きを見せられず、サポーターたちを落胆させている。

2位 アンディー・キャロル(ニューカッスル→リヴァプール)

それなりの結果を収めていることはわかっているが、3500万ポンドに上る高額な移籍金を彼のために捻出する必要があったのかは怪しい。ここまでのプレミアリーグでの記録は昨季途中からのデータを合わせても19試合で4得点。そのうち7試合が途中出場だが、裏を返せば、レギュラー争いにすら苦戦しているということだ。

1位 フェルナンド・トーレス(リヴァプール→チェルシー)

2010/11シーズン途中に世間を賑わせたビッグディールだが、今ではこの移籍によって生じた5000万ポンドのコストが笑い話のように聞こえるだろう。チームメイトが「徐々に良くなってきている」とフォローし、本人も「調子は上がってきている」と口にしたところで、29試合で3得点という数字を見せられては「冗談を言っているのか」と問いたくなるサポーターも多いはずだ。リヴァプールの絶対的エースとして君臨していた頃の輝きは戻ってくるのだろうか。

(筆:Qoly編集部 T)

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