ヴェスリー・スナイデル

所属:ガラタサライ
国籍:オランダ
ポジション:MF
年齢:31歳

インテルから追われるような形でトルコへ渡ったスナイデル。当時、現役オランダ代表の10番が欧州5大リーグの次のレベルであるトルコに移籍したインパクトは非常に大きかった。

インテル時代のスナイデルといえば、マンチェスター・ユナイテッドへの移籍が騒がれることが定番だった。そして、それはガラタサライへ移籍してからも状況はあまり変わらずオールド・トラッフォードとのリンクは途切れず、ルイス・ファン・ハールが指揮官となった昨シーズンも獲得候補として幾度も名前が報じられた。

しかし、年齢的にオールド・トラッフォードに向かうには厳しくなっていることは言うまでもない。シュバインシュタイガーが31歳での加入を果たしたが、半年後、1年後となればその可能性は狭まるはずだ。

なお、夏の移籍ウィンドウではユヴェントスへの移籍話も浮上したが、こちらも1年経てば情勢は厳しくなっていると考えるのが普通だ。しかし、ユヴェントスは中盤の補強に失敗し、セリエAでまさかの開幕2連敗を喫している。セリエAでの実績は充分。1月の移籍ウィンドウで緊急補強という可能性は充分あり得る話だろう。

エベル・バネガ

所属:セビージャ
国籍:アルゼンチン
ポジション:MF
年齢:27歳

ボカ・ジュニオルス時代の2007年にクラブワールドカップで来日した事から若くして日本でもその名を知られたバネガ。2008年にバレンシアに移籍した際は1800万ユーロ(およそ24.3億円)が支払われるなど、将来を嘱望された選手であった。

しかしながら、スペインでのプレーは前評判通りというわけには行かず。名前が先行してしまった部分も大きく、期待値に見合わずアトレティコ・マドリーやニューウェルス・オールドボーイズへのローンを経験している。

昨年の夏にはセビージャに移籍。バレンシア時代の恩師であるウナイ・エメリの存在が移籍の決断を後押しとなり、リーガ・エスパニョーラで23試合に先発するなど主軸としてプレーし、評価を再び高めている。現在の契約は来年の6月まで。移籍の噂は殆どなく、年内の契約延長が濃厚と見て良いだろう。

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