グレゴリー・ファン・デル・ヴィール

所属:PSG
国籍:オランダ
ポジション:DF
年齢:27歳

オランダ代表として2010年のワールドカップでの活躍が印象的だったファン・デル・ヴィール。PSG加入直後は評価を落としたものの、昨シーズンはレギュラーとしてプレー。再び存在感を放ち始めている。

今夏の移籍ウィンドウではナサニエル・クラインを放出したサウサンプトンが獲得に乗り気と言われていた。PSGがバルセロナのダニ・アウヴェスの獲得に乗り出していた事から、玉突き移籍もあり得ると予測されたがダニ・アウヴェスはバルセロナに残留。チェルシーやマンチェスター・ユナイテッドへの移籍も噂されたが、ファン・デル・ヴィールの移籍も実現しなかった。

今季は3節を消化した時点でコートジボワール代表DF、セルジュ・オーリエにポジションを譲っている状況にある。ベンチ入りしているだけに契約延長に応じるまでは出場機会が得られない状況が続く可能性が高そうである。

昨季のレギュラーだけに簡単に放出できる選手ではない。1月に代役を獲得するケースか1年後にフリーで退団するかという形が現時点では濃厚だ。

チャーリー・オースティン

所属:QPR
国籍:イングランド
ポジション:FW
年齢:26歳

昨シーズン、「9部から成り上がったFW」として話題になったオースティン。プレミアリーグでは18ゴールを奪う大活躍。イングランド代表にも選出されるなど、トッテナムのハリー・ケインと共にプレミアリーグでブレイクした選手である。

しかしながら、所属のQPRはチャンピオンシップに降格。移籍してプレミアリーグに残ると噂されたが、資金力のあるQPRはオースティンを手放さなかった。今季は既に5試合で4ゴールと爆発中。チャンピオンシップの枠に留まる選手ではない事を証明しているが、移籍ウィンドウは既にデッドラインを超えてしまった。

獲得に興味があると報じられていたのは、サウサンプトン、ニューカッスル、WBA、ウェストハムなどのプレミアリーグの中堅クラブ。マンチェスター・ユナイテッドやリヴァプール、アーセナルなどの名前も取り沙汰されたが、プレミアのトップクラスがブレイクしたての選手を即座に引き抜くケースは非常に珍しく、噂止まりだった感も否めない。

そんなオースティンだが、QPRとの契約は残り1年である。チャンピオンシップでゴールを量産すれば、冬の移籍ウィンドウで移籍できる可能性は非常に高いはずだ。冬にせよ来夏にせよ、キャリアの選択に関する主導権を握れている状況だけに、慎重に移籍先を選びたいところだろう。

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