3日に行われたイタリア・セリエA第31節。このところ調子が上がっていないミランはアタランタとのアウェイゲームに臨んだ。

試合開始からまもなくルイス・アドリアーノのPKで先制点を決めるも、その後マウリシオ・ピニージャ、アレハンドロ・ゴメスのゴールで逆転を許し、2-1で敗戦した。

試合後、ミランのシニシャ・ミハイロヴィッチ監督は『Sport Mediaset』に対して以下のように話し、来週のユヴェントス戦に向けてリトリートを練習すると宣言した。

シニシャ・ミハイロヴィッチ

「今日、我々がリードを奪えたのは幸運だった。しかし、フィニッシュが上手く行かなかった。

ただただサポーターに謝ることしか出来ない。なぜなら、これは受け入れがたいパフォーマンスだったからだ。

机上の論では我々よりも弱い相手と対戦しているのに、(3月に入ってから)2ポイントしか取っていない。もし第31節が終わった後に同じようなことを言っているようなら、それは我々に何らかのリミッターが掛かっていることを意味する。

それは、我々がこれからリトリート(全員が下がる守備システム)を練習する理由だ。少なくとも土曜日まではね。ユヴェントス戦に向けた準備をしなければならない。

我々は既にギリギリの状況に達している。現時点でやれることは他に何もない。私は責任を取るし、クラブもそれに同意する。

ミランは決意とキャラクターを欠いている。我々は全ての50/50の場面で負け続けるわけにはいかないんだ。今、我々は追いかけてきているチームに注意しなければならない。

そして、コッパ・イタリアで優勝し、シーズンを終わらせようとしなければいけない」

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