DM:デクラン・ライス(ウェストハム)
欧州での栄光(UEFAカンファレンスリーグ優勝)と国内での凡庸(プレミア14位)があったウェストハムのシーズンで一貫性を示し続けた選手がひとりいる。
アーセナルへの1億ポンド(182億円)での移籍が報じられるなど、ライスは過大評価のレッテルを貼られることが多かった。
実際にはボール奪取などシンプルなことを非常にうまくやっている。昨季はリーグ断トツとなる63回のインターセプションを記録したほか、ポゼッションゲイン数でもトップだった(334回)。
14位に終わったチームでリーグ1位となるスタッツを記録したことは、重要な場面でチームを背負える重要なクラッチ力のある選手であることを示している。
攻守を切り替え、ボールを持ち上がり、チームトップとなる138回の攻撃参加も記録。ポゼッションゲインを重要視するアーセナルが彼をチームに欠けた要素と見るのは不思議ではない。