チベット代表
ヒュンメルがマイナー国へのサポートをしているということを知らしめた"元祖"と言えるのが、チベット代表へのサプライである。
2001年に代表が結成された当時の監督がデンマーク人のイエンス・エスペンセンだったこともあってか、デンマークでグリーンランド代表と戦ったのが初の国際試合であり初の海外遠征であった。
「チベットは国家ではない。ゆえに国家代表チームは存在しない」 —それを理由に試合の中止を求める中国政府からの”圧力”を受けながらも、何とか開催されたその試合で使用されたのが、下記のユニフォームである(試合は4-1でグリーンランドの勝利)。
このときのユニフォームは2006年まで使用されたが、サッカーとは無関係の『BEAMS』などのセレクトショップでも取り扱いが行われ人気商品となった。
今思えば、素材感もそうなのだが、ユニフォームというよりはポロシャツ、襟付きのシャツとして街でも着用できるカジュアルさが受けたのではないだろうか、と推測している。
その後、モデルチェンジを経て、2011年にCOPAへサプライヤーを変更している。
個人的な思い出としては、弊社の物販部門でもダントツの人気があったが「スピリチュアルな守備(SPIRITUAL DEFENCE)」と描かれた上記の宣材写真が今でも目に焼き付いている。