イングランド・プレミアリーグは、ロシアでの試合放送を中止する可能性があるようだ。
『Daily Mail』によれば、プレミアリーグの各クラブは火曜日に会合を行う予定で、そこでいくつかの事柄について話されるという。
その大きな項目の一つが、ロシアでの試合放送を続けるかどうかということ。
先週にはプレミアリーグが「ロシアで放送を続け、人々に戦争反対と親ウクライナの情報を伝える」ことを選択していたが、それからすぐに方針は変更された。
実際に木曜日に行われる4試合は放送が中止されることになった。ロシアで権利を持っているメディアの一つ『OkkoSport』は、ウクライナをサポートするメッセージを取り除いていた。
そして今回、ロシアの放映権を持っている『Rambler Media』との契約をキャンセルするかどうかを投票で決めるとのことだ。
また、現在ロシアの侵攻を受けているウクライナに対してどれくらいの額を寄付するかという点も話し合われ、火曜日に合意される予定だそう。
一方、プレミアリーグが政治的なメッセージを放送に加えるという決定は中国からの反発を引き起こしており、中国での権利を持つ『iQIYI』が放送をカットしたという。
『iQIYI』との契約はこれから3年間残っており、その額は1億2000万ポンド(およそ180億円)に至っている。
プレミアリーグのクラブは中国との契約をキャンセルすることはないという方針をせなくしているが、今後どのような反応があるのか注目されている。