25日に行われたマンチェスター・ユナイテッドとの試合で1-4と敗れてしまったチェルシー。プレミアリーグでは現在12位に沈んでおり、11勝10分け16敗という結果となっている。

開幕前にはトッド・ボーリー氏が新オーナーとなって大量補強を行い、更にトーマス・トゥヘル元監督を解任してグレアム・ポッター前監督を招聘するなど大改革を行っていた。

しかしその全てが結果に繋がらず序盤から苦戦を続け、ジョアン・フェリックスら冬の緊急補強も事態を打開するには十分ではなかった。

『Daily Mail』によれば、シーズン終盤から暫定監督として指揮をとるフランク・ランパード氏がマンチェスター・ユナイテッド戦後の記者会見で以下のように答えていたという。

フランク・ランパード

「言うのは簡単だ。しかしプレミアリーグで勝てるようなチームには必ず、基本となるベースがある。なぜならば、それがなければ戦術など意味をなさないからだ。

毎日いいトレーニングをすること、成長しようとすること、本物の組織的なユニットになろうとすること。

選手たちには様々な変動要素がある。このチェルシーについては誰もが『選手が多すぎる』と話しているし、それは私も理解する。監督にとって、今年のこのクラブは難しい。私も9試合を指揮してきたからわかる。

ここに来てから、『組織的な基準とは、その中にいる個人が自分を理解するためにある』と理解した。クラブがどうなっているのか、なぜそうなるのか、その理由を探さなければならない。

基礎を持っていなければ、5バックであろうが、4バックであろうが、中盤が3枚であろうが2枚であろうが、それほど重要なことではない。継続的なトレーニングでの積み上げがなければ、難しいこともできない。

プラスになるもののの多くは、チームが何を求めて戦っているのか、どんなモチベーションを持ってやっているのかという点から得られる。

我々は集団としてそれを発見することができなかった。結果がそう示している」

【関連記事】CL優勝も…チェルシー、「史上最高の指揮官」ベスト5

グレアム・ポッター監督が解任された後に就任したフランク・ランパード氏。これで10試合目の指揮となったが、あまりにもチームの状況が悪いことに驚いているようで、「再起動しなければならない」と語っていたという。

【厳選Qoly】 日本代表、「高井幸大の代役」になれなかった欧州でスタメンを張るセンターバック3名