9月15日、『Telegraph』は「QPRに所属している元イングランド代表DFリオ・ファーディナンドは、昨季マンチェスター・ユナイテッドで指導を受けたデイヴィッド・モイーズ監督の手法を批判した」と報じた。
リオ・ファーディナンドは『The Sun』に連載している自伝において、モイーズ監督のアプローチは試合の中での戦術、それに向けての準備の両面においてチームを混乱させたと主張した。
リオ・ファーディナンド
「モイーズがもたらした革新は、ほとんどが否定的なもので、混乱に結びついた。もっとも大きなものは、彼がどのようにボールを前進させたかったかという点にあった。
何人かの選手は、これまでのキャリアの中で最も長いボールを蹴っていると感じていた。時に我々の戦術は長く、高く、対角線のクロスを入れることだった。それは厄介だった。フラムに対してのホームゲームでは、我々は81本のクロスを放り込んだ。我々のチームにはアンディ・キャロルは居ないというのに!
モイーズのアプローチはエイリアンのようだった。他の時にはバスをたくさん繋ぐことを望んだ。彼はこう言った。『今日は試合で600本のパスを繋いでほしい。先週は400だった』 どうでもいいことじゃないか。私はむしろ10本のパスで5点を取りたいよ。
(チャンピオンズリーグのバイエルン戦直前の練習について)
我々はセットプレーを練習するために公共の公園に行った。それは奇妙なことだ。地元の住民が集まってきて、至る所で写真やビデオを撮っていた。アマチュアだよ。バイエルンにメールやDVDを送るようなもんだ。
(習慣について)
フットボーラーは習慣の生き物である。自分が知っている限りで言えば、試合の前日の夜に低脂肪のチップスを食べるのは儀式のようなものだった。我々はそれを愛していた。しかし、モイーズが就任して最初の週、彼はそれを禁止した。
ファーガソンの下では、土曜日に試合があるならば、金曜日に小さなピッチでミニゲームをした。それは好ましいものだった。楽しみ、お互いの考えを述べあい、そのムードで試合に臨んでいった。
我々は何年もそれをしてきた。しかし、モイーズは特に良い理由もなしに2タッチゲームに変えたんだ」