伝説その3:古巣との試合で1年出場停止

2003年5月13日のコパ・リベルタドーレス、ディエゴ・ミリートら擁するラシン・クラブに所属していたベドージャは古巣アメリカ・カリ戦で牙をむいた。

この試合、2試合合計1-1ともつれ延長戦でも決着はつかず。アメリカ・カリ側が最終的にPK戦を6-5と制し勝利を決めている。

敗退したものの、フル出場しPK戦でもシンガリを務めたベドージャだったが、試合後に荒れ狂った。

それは、この試合を裁いていた審判の1人でパラグアイ人審判団に詰め寄り、副審カルロス・トーレスさんに暴行を働いたのだ。

審判への暴力ということでベドージャには重い1年の出場停止処分が下された。しかし、処分が適当なのもまた南米流。

代表は処分の対象にならなかったため、当初は出場できないと思われていたコンフェデにも出場し、日本戦にもフル出場。ジョバンニ・エルナンデスら擁するコロンビア代表は4位に輝いたのであった。

その後、7月のリーグ戦を最後に出場停止期間に入り、リーグ戦のみ約5か月間だけ出場停止となった。停止空けの2004年冬に同じアルゼンチンのコロンへ移籍している。

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