――引退試合となった鹿児島ユナイテッドFC戦は自身の好セーブなどもあり、きっちり完封勝利を収めました。この試合に臨むにあたって普段と違う感覚はありましたか?

最後の試合で、選手たちも「能活さんのために頑張る」という空気の中でトレーニングが行われていましたし、試合にもお客さんがたくさん入るということを聞いていました。

僕自身としても良いプレーをしたい、あるいは勝たなければいけない、勝ちたいという気持ちなど、色々な要素が重なり、実はものすごく緊張はしていました。

プレッシャーがかなりあったんですが、家を出る時に奥さんから「最後の試合だし、楽しんだら」と言葉をかけてもらって、気持ちが楽になりました。泣いても笑っても最後の試合なので、深く考えずに試合に臨もうと。

ただ、試合前日などは本当に、緊張していて眠れなかったです。あまり試合の前に眠れなかったということはなかったんですが、色々なことが思い出され、フラッシュバックしてなかなか寝付けませんでした。

川口能活

――スタジアムは凄い雰囲気でした。

僕がJ3へ来てSC相模原でプレーすることになって、初めてギオンスタジアムが満員になるのを見ました。メインやバックはもちろん、ゴール裏の芝生席もほぼ埋まっていたんです。普段、特にアウェイ席はなかなかそういうことがないので、感動的でしたね。