アーセナルでの2年目を迎える日本代表DF冨安健洋。注目されるのが、彼の控えとなる右サイドバックが誰になるかだ。
そうしたなか、ベティスからローンバックしたエクトル・ベジェリンはイプスウィッチとの練習試合でキャプテンマークを託された。
彼はベティスへの完全移籍を希望していたが、『football.london』によれば、ミケル・アルテタ監督が残留させる可能性もあるとか。
「アーセナルは来季に向けて両サイドバックを補強する必要がある。
このポジションの層の薄さがCL出場権を獲り逃がしたことの主な理由だった。
左サイドはCBとSBでプレーできるアヤックスDFリサンドロ・マルティネスの獲得にプライオリティを置いている。
一方、ベジェリンに残留を説得できれば、指揮官は右SBを新たに獲得する必要はなくなる。冨安のバックアップとして、ベジェリンがセドリック・ソアレスより上なのは間違いない。
ベジェリンをクラブに留めることはアルテタ監督の頭のなかにあるかもしれない。
彼はイプスウィッチ戦でアームバンドを託された。このスペイン人が1年間クラブを離れており、完全移籍しそうなことを考えれば、驚くべきことだ。
ベジェリンはDFラインの質を間違いなく高めてくれるので、アルテタ監督の有用な説得術になるかもしれない。
彼は在籍年数が最も長い選手であり、必要な経験を積んでいるほか、若手選手たちへのリーダーシップも発揮できる。
冨安をボローニャから1980万ポンド(32億円)というバーゲン価格で獲得できたのは素晴らしい補強だったが、右SBはもうひとり必要だ。
カラム・チェンバースを売却したことで、冨安には競争相手がほぼいなくなってしまったが、この日本代表は怪我をしがちな体質も見せている。
セドリックが冨安の控えとして起用されてきたが、そのパフォーマンスはアーセナルがCL出場権を争うために必要なレベルにない。このポルトガル人はより信頼できるサイドバックと入れ替える必要がある。
ベジェリンはアーセナルの足枷になりうるSB問題の理想的な答えになりえる。とはいえ、彼を残留させるための説得は簡単ではない。
ベティスへの完全移籍は実現しなかったが、アトレティコ・マドリーが彼の移籍についてのコンタクトをとり始めたとも伝えられている。
それにもかかわらず、ベジェリンがプレシーズンマッチ初戦でキャプテンマークを巻いたことは、アルテタ監督の残留への意思を強調するものといえるかもしれない。ベジェリンはいまでもアーセナルに多くのものをもたらせる」
冨安の控えになる右サイドバックが必要だが、ベジェリンは理想的な存在だと強調。
PSM初戦でキャプテンマークを託されたことにも注目しているようだが、単純に在籍年数的なことだったのかもしれない…。