『Bild』は4日、「ドイツサッカー連盟(DFB)の副会長を務めているラインハルト・ラウバル氏は、メスト・エジルの代表引退を嘆いた」と報じた。
ワールドカップでのグループステージ敗退後、エジルは自身のSNSで突如代表チームからの引退を表明。その理由は、彼がルーツを持つトルコのエルドアン大統領と撮った写真だった。
この写真によってエジルはドイツの政治家やサッカー連盟から批判を受けており、「人種差別を受けていると感じる」と表明した上での決断だった。
ドイツサッカー連盟の副会長ラインハルト・ラウバル氏は以下のように話し、これほどの影響を及ぼしたものはなかったと語ったとのこと。
ラインハルト・ラウバル
「このトピックは、もはや前例のない段階に達している。
1970年代の初頭にドイツ・ブンデスリーガで八百長問題が発覚した時ですら、ここまでの波紋を巻き起こすことはなかった。
私はツイッターやフェイスブック、インスタグラムでコミュニケーションをとってはいないし、この問題については非常に控えめなやり方をしなければならない。対面してしっかり話したりしなければ。
代表チームの役割を11年間務めてきたが、私はメストが出場した92試合のほとんどをこの目で見てきた。
彼はとても控えめな男であることを知っていった。チーム内でも非常に人気があったし、彼らとともに楽しんでいた。
また会うことができればうれしい。おそらくしばらく経てば、個人的な対話もできるだろう」