ミカエル・シルヴェストル

1999~2008:マンチェスター・ユナイテッド
2008~2014:アーセナル

ここの数年の間にサポーターとなった方でも、そろそろ話題についてこれるかもしれない。続いては、元フランス代表DFミカエル・シルヴェストルだ。

インテルでは不甲斐ないパフォーマンスに終始したが、1999年にマンチェスター・ユナイテッドに移籍すると、プレミアリーグの空気がそのプレイスタイルに合っていたのか、移籍初年度からレギュラーとして活躍。名手デニス・アーウィンが長く君臨していた左サイドバックのポジションを奪うだけではなく、時にはセンターバックとしてもプレー。ヤープ・スタム、ローラン・ブラン、リオ・ファーディナンドら歴戦の勇士たちと守備陣を支えた。その後、ネマニャ・ヴィディッチ、パトリス・エヴラが加入してきた2006年頃から出場機会が減少。結局、退団を決断し、アーセン・ヴェンゲルに口説かれる形で、2008年にアーセナルへ移籍した。アーセナルでは2シーズン在籍。主にバックアッパーという扱いではあったが、ディフェンダーでは珍しく、2シーズン連続でプレミアリーグでゴールも記録するなど、記録よりも記憶に残るプレーヤーとして人気を集めた。

なお、彼は、(他クラブを間に経由したり、契約満了を迎えずに)マンチェスター・ユナイテッドからアーセナルに“直接移籍した”パイオニアとしても有名だ。